他のクルマの部品を流用するには、入念な事前調査が必要です。
かつては解体屋さんのヤード巡りに時間を費やしたものですが、ネット上でもある程度情報が得られるようになり(精度に?はありますが)、便利な時代となりました。
以前、フォードエスコート・コスワース用のラジエータを探し出した時も、デンマークのラジエータメーカーのサイトでサイズや形状を確認した後、価格調査。ヨーロッパで純正相当品を買うよりも割安だった社外オールアルミラジエータを、アメリカのショップからebay.com経由で買いました。届いたラジエータが、まるで誂えたかのようにA3のエンジンルームに収まった時には、嬉しかったものです。恐らくはフォードエスコート・コスワースの解体車に、国内の解体屋さんで遭遇する可能性はゼロに等しいでしょうから、世界を股に掛けた情報戦の勝利(大げさか!?)といったところでしょう。
それはさておき、今回ブレーキの流用を検討するにあたっては、プロジェクトμのサイトを参考にさせて頂きました。国産スポーツカーのローター寸法が掲載されているので、そこからキャリパーの対応ローター厚が分かります。輸入車のローター寸法については、DIXCELのサイト内の適合表が網羅している(それも、かなり充実しています)のですが、国産車のものについての掲載はありません。惜しいというか、なぜだ?
というわけで? やっぱり解体屋さんのヤード巡りもやめられません。先日も、イプサムのラジエータホースの絶妙な曲がり具合に“歓喜”し、収穫してきました。自動車リサイクル法がらみで、昔ながらの解体屋さんが淘汰されてしまったこのご時世、行きつけのお店も大切にしていきたいものです。
お買い上げの際には、コーションプレートのメモをお忘れなく。
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