私があれこれ手を入れている目的は、もちろん性能向上にあるのですが、同時に部品の入手性を改善することにもあります。つまり、できるだけ一般的な部品に置き換えることで、比較的リーズナブルかつ容易に、そして将来に渡って安定的に補修部品を入手できるようにしていこう、という訳です。
すでにエンジンは、プジョー205のもの(O/H済)にインジェクションシステムごと換装してあり、さらにスペアエンジンを2機確保しているので、部品には困りません。またアクスルもCJ7と三菱ジープ用に換装しますから、当面の問題はなくなります。ブレーキについても、前後RX-7純正キャリパーに換装すれば、インナーキットを街の部品商で買えるようになるでしょう。唯一、オーバーランド内製のトランスファーだけは部品の流用が効きませんが、それ以外の基幹部品については、おおよそ何のクルマから転用されたものかを把握しているので、どうにかなってしまいます。
もともとが少量生産車だけに専用部品は限られ、あったとしても汎用工作機械で作られたものであることが、皮肉にも「維持のしやすさ」につながっているのです。
こうしたA3の「扱い」に慣れてしまうと、むしろ「メーカー純正」という名の、互換性に乏しい専用部品に縛られている国産車の方が、私には息苦しく思えます。
2009年6月13日土曜日
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