2009年6月27日土曜日

ホイール選び

 対向ピストンのキャリパーを流用するにあたっては、ホイールの選択も課題のひとつ。

 対向ピストンのキャリパーは、ローターを挟んで両側にピストンが位置するため、シングルピストンの片引きキャリパーに比べるとサイズ(とりわけ幅)が大きくなります。元々対向ピストンのキャリパーが組み合わされているローターの中には、ハット部の高さを大きく取り、ホイール取付面からキャリパーが突出しないように設計されているものもあるのですが、シングルピストン用のローターに、対向ピストンのキャリパーを組み合わせて使うとなると、どうしてもキャリパーがホイール側に飛び出してしまうのです。

 ここで問題となるのが、ホイールとキャリパーのクリアランス。実際、アクスルスワップをして、CJ7のアクスルにFD3Sのフロントキャリパーを流用している私のA3でも、純正のホイールや手持ちのブラッドレーVは、キャリパーと干渉するため装着できなくなってしまいました。
 最も安直な解決策は、ホイールスペーサーを装着して逃がすというものですが、これをフロントで常用することには躊躇いがありました。そこで「ビッグキャリパー対応」と唱われている乗用車用のホイールのように、キャリパーを逃がす断面形状を持つホイールを探した結果、主にジムニー用として市販されているアルミホイール「レボルバーR5(5.5J×16 オフセット±0)」を手に入れました(生まれて初めてのシンピン購入!)。

 この「レボルバーR5」の(オフセット±0)モデル、端的にいえば(オフセット+22)仕様にホイールスペーサーを一体化させて(オフセット±0)としたような形状となっています。強度的には少し不利だと思うのですが、こと対向ピストンのキャリパーと組み合わせて使用するには、非常に適したものです。前記の私のA3でも、キャリパーとのクリアランスは十二分に確保されましたので、機能的にはとても満足しています。

 ちなみに「レボルバーR5」以外だと、「Jドリーム」というホイールも使えそうです。こちらには(オフセット-20)という、アララな仕様もラインナップされています。

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