ご存じの通り、三菱ジープのリアアクスルはセミフロート方式ですので、単純にアクスルエンドのフランジにブラケットを抱えさせることができません。正攻法で製作するのであれば、以前のエントリーでも記したように、リテーナとキャリパーブラケットを一体構造にする必要があるのです。実際、図面を起こして検証してみたのですが、どうしても加工が複雑になってしまう(=コストが掛かる)ため、より簡素化した構造に変更できないか再検討していた…というのが、これまでの経緯。

使用予定のローターはまだ入手していないため、手元にあった別車種用のローターを、仮に合わせてみました。ローターの外径やハブへの固定方法は、使用予定のローターとは異なりますが、キャリパーとの位置関係に問題ないことが、確認できました。また、キャリパーの取付角度は現物合わせで決めたのですが、10時半の位置に固定することで、コイルスプリングとの干渉が避けられることも、現物で確認しました。
図面を微修正すれば、ほぼ設計は完了。ローターやハブベアリングなどの材料を揃えた上で、製作を依頼するとしましょう。
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