2009年9月14日月曜日

リアディスク化へ 10

 しばらく作業が停滞していたリアブレーキのディスク化ですが、キャリパーの固定位置を確認するため、端材から仮のブラケットを切り出してみました。

 ご存じの通り、三菱ジープのリアアクスルはセミフロート方式ですので、単純にアクスルエンドのフランジにブラケットを抱えさせることができません。正攻法で製作するのであれば、以前のエントリーでも記したように、リテーナとキャリパーブラケットを一体構造にする必要があるのです。実際、図面を起こして検証してみたのですが、どうしても加工が複雑になってしまう(=コストが掛かる)ため、より簡素化した構造に変更できないか再検討していた…というのが、これまでの経緯。

 その後、使用するローターのオフセットやキャリパーとの組み合わせを考慮しつつ、リアハブまわりの形状と寸法を確認した結果、変則的な手法ながらブラケットの構造を大幅に簡略化する目処がつきました。そこで、ひとまずは仮のブラケットを切り出し、キャリパーのマッチングを確認することにした訳です。

 使用予定のローターはまだ入手していないため、手元にあった別車種用のローターを、仮に合わせてみました。ローターの外径やハブへの固定方法は、使用予定のローターとは異なりますが、キャリパーとの位置関係に問題ないことが、確認できました。また、キャリパーの取付角度は現物合わせで決めたのですが、10時半の位置に固定することで、コイルスプリングとの干渉が避けられることも、現物で確認しました。
 
 図面を微修正すれば、ほぼ設計は完了。ローターやハブベアリングなどの材料を揃えた上で、製作を依頼するとしましょう。

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