ベアリングやオイルシール、ワイヤーハーネス(電線)などと共に、日本製にこだわっているもののひとつが、液体ガスケットです。
すべての製品を比較した訳ではありませんが、米パーマテックス社の製品(ウルトラブルー等)に比べると、トヨタ シールパッキン・ブラックは、シール性・耐久性の両面で格段に優れていることが「実感」できる、汎用タイプの液体ガスケットです。優れたシール性の裏返しで、密着したケーシングを分解する際に、なかなか剥がれず苦労することもありますが、整備業者さんの間で「デファクトスタンダード」となっているのも納得で、悪い話を聞いたことがありません。唯一の欠点は高価なことで、使い切らないうちに硬化してしまうと「ガッカリ」しますが、信頼性を買うと思えば、あながち割高とは言い切れません。
A3のトランスミッションはエンジンオイル、トランスファはエンジンオイル(暖地ではギアオイル)が指定されていることもあり、今回はすべて「シールパッキン・ブラック」を使用して組み上げました。トランスミッションには本来「シールパッキン1281」(ベンガラ色)が指定されていますが、これは耐ギアオイル性能に重点を置いたものです。
もっとも実際の現場では汎用タイプの「シールパッキン・ブラック」しか使っていない工場も多いようで、それだけ信頼が寄せられていることの証かも知れません。
2009年9月1日火曜日
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