A3に載せてあるトランスミッションとトランスファは、既にO/Hをしてあるのですが、その作業中ベルハウジング(アルミ鋳造製)にクラック状のスが入っていることを発見し、気になっていたのです。その時は「見なかったこと」にして、そのまま車体に装着したのですが、強度低下の不安が拭い去れずにいました。そこで今回、あらかじめメーカーから取り寄せておいた新品のベルハウジングに、交換してしまおうと思い立った訳です。
もちろん、ベルハウジングの交換だけであれば、トランスミッションやトランスファを分解する必要はないのですが、降ろすついでにトランスファの「2L加工」を行うとともに、ケース内部のクリアランスと各ギアの歯数を、確認しておきたかったのです。きたるべき時のために。
トランスミッションとトランスファが一体(結合構造)のA3ですが、アッセンブリでの重量が66kgということもあり、きちんとしたミッションジャッキさえあれば、脱着作業は容易です。エンジンとの結合ボルトに、すべて車体下側から容易にアクセスできるといったように、意外にも? A3の整備性は悪くなく、少なくともディスカバリーのミッションを降ろす時のように、「気が滅入る」ことはありません。作業手順をすべて把握していることもありますが、作業開始から1時間半で降りましたので、ほとんどジムニー並の「気楽さ」だと思います。
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