2009年8月26日水曜日

牽引の文化

 といっても、MN-T25とかトウバーではなく、2歳になった娘に買い与えた三輪車のハナシ。

 どうせ三輪車を買うなら、と「国産車」や「イタ車」「アメ車」等を検討した結果、デンマーク・ウィンザー社の三輪車を選んでみました。聞くところによると、ウィンザー社の三輪車は、北欧では定番中の定番的存在とのこと。ギミックに溢れプラスチッキーな国産車とは違い、シンプルなデザインとしっかりとした作りは、好感が持てます。またメーカーのwebサイトに、スペアパーツリストがきちんと用意されているあたりも良心的で、さすがは「欧州車」。

 しかし、それ以上に感心したのが、このメーカーのラインナップ。娘の三輪車は、いわゆる普通のモデルなのですが、車体後方にループが溶接されているので何かと思いきや、オプションで用意されているトレーラーを牽引するための「ピントルフック」だったのです。

 話を実車に戻す? と、小型車が多くを占める欧州では、乗用車で小さなトレーラーを引くことも珍しくありません。日本でいうところのオートバックスのような自動車用品店の店先には、大小さまざまなトレーラーがずらりと並んでいますし、フランスのスーパー・カルフールでは、トレーラー用の汎用テールランプも売っていました。かくして、身近なところにトレーラーを牽引する文化があるからこそ、子供用の三輪車にもトレーラーが用意されているのでしょう。それにしてもウィンザー社のラインナップ、思わず大人も遊びたくなるようなものばかり、です。

 残念ながら日本の代理店では、三輪車以外のモデル(トレーラー等)は通常扱っていないようですが、ラジオフライヤーを牽かせるという手もありますし、そもそも自作することも難しくありません。
 娘がペダルを漕げるようになったら、TIG溶接で組み上げたトレーラーを牽かせようと、密かに企んでいる私。それを世間では、「親バカ」ならぬ「バカ親」と呼ぶのでしょうな。

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