先日の駿河湾震源の地震で、震度6弱を観測した地域内にある山の家へ、出かけてきました。
意を決して玄関の扉を開けたところ…、いつもと景色が変わりません。
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部屋に入ってよく見ると、食器棚の中に積み重ねてあったコップがズレていましたが、皿一枚割れておらず、地震があったことを知らなければ、その異変に気づかないくらい。
洗面所に立ててあった歯磨粉のチューブさえ倒れていなかったので、周囲一帯揺れが少なかったのかと思い、近所の人に話を聞くと、さにあらず。近隣のお宅では、食器全損や地盤陥没、あるいは内壁落下といった被害が少なからずあったようで、ウチの家は奇跡的に被害が皆無だったようです。
この山の家は、今は亡き祖父が建てたものなのですが、東海地震に備えて不必要なまでに頑強なRCの基礎を打ち、呆れる家族に「今に見ておれ。大地震がきたら分かる。」と、常々言っていたものです。もちろん、地盤の違いといった他の要素もあって、今回は被害を免れたのだと思いますが、祖父の「遺訓」の正しさが、図らずも立証された形です。
心配してくれていた友人に、奇跡的に被害がなかったことを伝えると、「それは笠原さんの『ご加護』に違いない」という話になりました。
生前、笠原氏と山の家に泊まり、廃道を走りに行ったことが、懐かしく思い出されます。
建物は基礎がなってないと後々ナニがあるかわからないっちゅー事なんですね。
返信削除今なおしてる家もまあ基礎には手抜きしなかったので何かの時はそれなりに仕事してくれるとは思うのですが。それよりも自分でやってる基礎より上の方が怪しいですが。
神戸の地震の時も築100年の職場は震度5だったけど一切被害無しでした。棚に入ってたバイクのパーツリストが一冊落ちて居ていただけだったと思います。まあ、震源から遠いから当たり前なのですが。
頑強な基礎に加え平屋だったことも、有利に働いたのだと思います。ガッチリとした基礎に重心の低い建家…、どこかクルマに通じるものがありますね。
返信削除幸いにして今回は被害を免れましたが、これを教訓に家具の固定等、地震対策を考えてみます。