2009年8月28日金曜日

日産純正 M8000

 A3に装着しているウインチは、WARNのM8000をベースに、ドラムの幅を切り詰めたもの。このウインチに組み合わせているモーターは、サファリ(Y60)にメーカーオプション設定されていた日産純正M8000用です。といっても、訳あって入手した未使用品のモーターが、たまたま日産純正M8000用だったに過ぎず、あえて選択したものではありません。

 日産純正M8000の基本的なスペックは、カタログモデルのM8000と同一ですが、唯一保護回路が追加されている点が異なっています。
 この保護回路は、モーターの過熱・焼損を防止するためのもので、ウインチを連続使用しモーターが過熱すると、電源がシャットダウンされます。いかにもメーカーオプションらしい親切な配慮ではありますが、設定がいささか過敏だったこともあって、ヘビーユーザーにとっては「余計なお世話」。中には保護回路を短絡させて使用するユーザーもいたようです。

 もっとも、変更点は限られており、モーター内のブラシホルダ脇にサーモスイッチを追加することで、モーターの温度上昇を検知し回路を遮断する、簡素な構造に過ぎません。カタログモデルのM8000には存在しない2本のハーネスは、この保護回路のもので、日産純正M8000用のモーターの識別ポイント。この保護回路を生かすつもりはないので、結線せず残しておいても支障はないのですが、余計なものを廃するため、今回はサーモスイッチごと撤去しました。

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