A3のワークショップマニュアル(整備解説書)の要所要所に出てくる、「SAE××××」という表記。私事ながら、仕事として携わる※※※とか○△□の設計図面でも、しばしば目にするものです。
ご存じの方も少なからずいらっしゃると思いますが、SAEとは、Society of Automotive Engineers Inc. (ソサエティ・オブ・オートモーティブ・エンジニアズ・インク)の略で、自動車に限らず船や航空機等の輸送機器の標準規格を制定している、アメリカの団体です。このSAEの標準規格化の範囲は多岐に渡り、例えばユニバーサルジョイントやヘッドライトのサイズ、あるいはメーターのイラスト表記についても、きちんと規格として定められており、固有の規格番号が与えられています。
こうしたSAE規格についてまとめたものが、イヤーブックとしてSAEからリリースされている「SAEハンドブック」です。一度内容をじっくりと見てみたいのですが、自動車用のCD-ROM版でも$595と、とても興味本位で買える金額ではありません。またさすがにこのレベルの書籍になってしまうと、国内の図書館でも所蔵しているところは限られ、東京近辺だと国会図書館まで出掛けて閲覧するしかないようです。
そこでamazon.co.jpで検索してみると、新本は無理だとしても、マーケットプレイスで10年ほど前の中古本が、1/10ほどの金額で手に入ることが分かりました。趣味として使う分には、10年前のものでも不足はありません。まあ、クルマを設計する訳ではないので、買ったところで「知識欲を満たす」程度の用途しか思い浮かびませんが、他車との部品互換性や、流用の可能性を探るのに、役立ちそうな気もします。
そのうち手に入れたい、1冊です。
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