このローターは、流用するCJ7のフロントアクスルについてきたもので、摩耗は皆無であるものの表面の錆が酷く、そのままでは使用できなかったものです。
コストを考えれば、新品ローターを買うという選択肢もあったのですが、対向キャリパーはジャダーが出やすく、またパターンパーツの中には品質面で「?」なものもあるので、むしろ入熱済のものを研磨して使う方がベターだと判断しました。

興味深かったのは、ベンチレーティッドディスクの場合、ホイール寄りの側面の方が表面が硬く、削れないこと。この傾向は全車共通とのことで、使用過程における放熱性(=焼きの入り具合)の差に起因するもののようです。一部アフターマーケット製のローター(オンロードカー用)には、ハット外側からの通風を確保する構造とした「逆ベンチタイプ」と呼ばれるものもありますが、実際の表面硬度がこれだけ違うのですから、一定の効果は期待できるかも知れません。
それはともあれ、湿度の高い時期だけに、研磨済のローターを先ほど取り出してみたら、すでに錆が浮いていました。軽く塗装し、養生しておきましょう。
研磨したデスね。方引きキャリパの場合、//こんな風に斜めになってたり、ぶれてることが多いと思います。
返信削除どんどん進みますね。
自分も来月はいればフロントばらせますので、一報入れさせていただきますぅう。
あと廃道良い場所ですね。ご自宅から100kmだと、「ちょっと逝ってみよ~」って感じじゃないですよね??
こーたろーさん
返信削除研磨を始めた段階では、1回転のうち1/3ほどしか削れない状態で、かなり歪んで(振れて)いました。
摩耗はほとんどなかったローターなので、熱による歪みと、鋳物が落ち着いたことによるものでしょう。
廃道は、もう少し近くにあれば良いのですが、
あまり頻繁に行くと「道」ができてしまうので、
たまに行って楽しむ程度の方が、むしろ良いかも知れません。