
旋盤で丸棒から削り出すという方法も考えられますが、質量が大きくなり過ぎるとギア抜けやチェックボールスプリングのヘタリの原因になるため、今回は丸パイプを使用し中空構造とすることにしました。
材料を求め、ホームセンターを徘徊すること小一時間。探し出した材料は「白ガス管」と「メカニカルアンカーボルト」です。外径14mmのパイプはホームセンターに置いてなく、20〜30cmしか使用しないのに鋼材屋で定尺を1本買うのも無駄なので、ホームセンターの水道配管売場でφ13.8mmのいわゆる白ガス管(8A)を調達。
しかしそのままではM12の雌ネジを切れないので、溶接して使える雌ネジが切られた円筒状の部材を求め、再びホームセンター内を徘徊。高ナットでは見栄えが悪いので、建築用のメカニカルアンカーボルトを切断して使用することにしました。
適切な長さに切断した白ガス管とメカニカルアンカーボルトをTIGでなめ付けし、塗装。あらかじめ調達していた握り玉をつけると、原価数百円とは思えないシフトレバーが完成しました。気になる質量も、ノーマル(中実)と変わりません。
結果を書いてしまえば、たわいないものですが、こうした流用は材料を探し出すまでが手間でもあり、それを見つけ出した時の嬉しさが、醍醐味といえるかも知れません。
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