
もちろん管径が大きくなれば、この手のベンダーでないと力が入らず、曲げることさえ苦労しそうですが、ブレーキ用の鋼管程度であれば、そこまでの必要はないでしょう。
そんな折、ブレーキパイプのフレア加工の為、ガレージにお越しになった知人が持っていたのが、何ともシンプルなパイプベンダー(写真左)。曲げRをつけるための円盤部に、支点となるダボを設けただけの、至って簡素な構造ですが、これが実に使いやすい。仕上がり後の曲げ方向が分かりやすく、曲げの直後に違う方向へ再度曲げる、あるいはループ状に曲げるといった、複雑な形状にも対応しやすいのです。また、表面と裏面では曲げRが異なるので、込み入った部分の製作で重宝しそうです。
残念ながらメーカーのハスコーのウェブサイトにはリストされておらず、すでに絶版のようですが、この構造からして自作するのも難しくないでしょう。
ちなみにM38をレストアしている、この知人曰く「パイプベンダーを使うと綺麗に曲がりすぎて、新車時のいい加減な曲げ形状を再現できないから、この工具はイラナイ」そうです。
改めて深謝。
突然のコメント失礼します。
返信削除このハスコーの工具の品番を教えて頂けないでしょうか?