代替のベルハウジングが届いたので、長らく降りたままだったトランスミッション/トランスファを、車体に積み込むことにしました。
ベルハウジングを再度検品し、問題がないことを確認した後、トランスミッションに装着。接合部に、信頼の「トヨタ・シールパッキンブラック」を塗布した後、ボルトで結合します。
A3のトランスミッションとトランスファは結合構造なのですが、シャシー側のワークスペースの制約から、車体からの脱着はアッセンブリーで行います。とはいっても、トランスミッションとトランスファのアッセンブリーでも重量は66kgですので、ミッションジャッキさえあれば、さして苦にはなりません。
メンドラのスプライン部の先端がテーパー加工されていることもあって、エンジンとミッションの結合は、毎回スムーズに行えます。三菱ジープのKM140型などは、スプライン端がほとんど面取りされていないため、なかなか勘合してくれませんが、そのような苦労もありません。ミッション/ファーがさして重くないため、人力で角度の微調整や押し込みが容易く行えるというのも、大きな違いでしょう。
エンジンとベルハウジングを固定した所で、クラッチケーブルを接続しクラッチがきちんと機能しているかを確認します。これを怠ると、すべて作業を終えてから組付ミスが発覚するという、最悪の事態を招きかねません。幸いにして自分はそのような経験をしていませんが、クラッチ交換作業後の試走で、使った中古カバーが不良品だということが判明し、愕然となった仲間がいました。作業途中での確認を怠るべからず、ですね。
久しぶりにパワートレインが車体に戻って、スッキリしました。アクスルもそうですが、車体から降ろしておくと、意外と場所をふさぐものです。
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