ARBエアロッカーの純正エアコンプレッサーは、これまで数度モデルチェンジされていますが、現在A3に組み合わせているのは比較的古いタイプ。現行モデルよりもモーターやタンク容量が大きいことから、歴代モデルの中で最良との声もありますが、トラクションタイヤのエアチャージに使うにはいずれにしても能力不足ですので、酷使は禁物です。
エアロッカーの作動には、2キロ程度の空気圧で事足りるとはいえ、インナーパーツの供給が望めない古いコンプレッサーなだけに、一度分解点検しておくことにしました。
オイルレスコンプレッサーの定石に従って、ピストンリングは樹脂製。使用率を超えて酷使すると、樹脂製のリングが溶解してトラブルを招いてしまうこともあるようですが、そのような痕跡もなく、シリンダーにもキズはありませんでした。
ただし、内部に水が浸入したためか、クランクの「メインベアリング」に相当するシールドベアリングの状態を確認すると、回転に引っかかりが感じられました。そこでベアリングの品番を検索してみると、国内でも流通している汎用サイズでしたので、いつものMonotaROに発注。わずか数百円ですので、躊躇なく交換できます。
この世代のコンプレッサーは、「クランクケース」周囲にシール等が設けられておらず、内部に水分が比較的入りやすい構造となっています。スペースの都合から床下に固定することもあって、一応の対策として液体ガスケットを使用して組み上げてみましたが、効果の程はさていかに。
2009年11月21日土曜日
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