スケールパッドレベラーを製作したので、A3の車重を測定してみました。
作業途中の状態のため、冷却水や燃料が入っておらず、また一部部品が装着されていない状態ですが、ウインチを積んだ状態で1,124.5kgという結果でした。以前、コーナーウェイトゲージを借りて測定した時は1,137kgと表示されましたが、この12.5kgの違いは測定誤差ではなく、未装着部品に相当するウェイトをもう少し多く積んで測定したからでしょう。
測定は純正のアクスルを装着した状態でしたが、作業完了時の車重は前後のアクスルをスワップし、またロールケージを組み直すことを考えても、1,200kg程度に抑えられそうです。
ちなみに空車状態でのコーナーウェイトの実測値(各輪の荷重)は、フロントが(L:305.5kg R:313.0kg)、リヤが(L:247.5kg R:258.5kg)でした。実際にはドライバーが乗りますし燃料やスペアタイヤも積載しますので、数値としてはあまり参考にならないものですが、平面上の重心位置はフロントアクスルの後方1012mm、左タイヤ中心を基準として682mmの位置だと表示されました。これはちょうど、ドライバーの膝の右脇あたり。体感的なバランスは、重心位置とドライバーの着座位置との兼ね合いによっても左右されますので、実際に数値化してみると面白いものです。
もうひとつ注目すべきは、左右の重量差。これはデフのオフセットに伴うもので、以前アクスル単体を測定した際の左右重量差と、ほぼ一致します。すなわち、バネ上荷重の左右バランスが非常に揃った車であることを示しています。
2009年11月11日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿