最近、プライベートな作業がやや停滞気味ということもありまして、現在手掛けている仕事について、触れてみようかと。
というのも、昨年末よりジムニー(JB23)のメンテナンスブックの制作に、制作責任者として携わっています。実はこの企画、私自身が数年前より温めていたもので、この夏「キュリアス」誌の版元でもある(株)カマド(http://www.k-m-d.co.jp/)より出版する運びとなりました。
メンテナンス系の出版物というと、比較的容易な内容でお茶を濁し、ヘビーユーザーにはもの足らないものとなりがちです。整備知識を持った制作者がおらず、しかも短期間で制作するとなると、そのような内容になってしまうのも無理はないのですが、そんなモノを新たに作ったところで二番煎じに過ぎず、何より私自身が納得できません。
ということで今回の企画では、JB23をホワイトボディの状態まで分解し、フロア裏まで全塗装。機関系はエンジンからデフに至るまでフルオーバーホールし、そのすべての作業過程を誌面に盛り込む前提で、取材を進めています。それもこれも、版元の(株)カマドの基幹事業が自動車鈑金整備業(全国屈指の規模)であるからこそ可能となったもので、およそ半年という長期にわたる取材と併せて、通常は成し得ないものでしょう。
先に本weblogで取り上げたコーナーウェイトゲージも、実はこのプロジェクトを見据えて導入したものです。ホワイトボディや、ラダーフレーム単体の重量はどれほどなのか? 個人的な好奇心もあって、完全分解しながら各コンポーネントの単体重量を、計測していくつもりでいます。
宣伝チックになってきたついでに、もうひとつ。このメンテナンスブックと連動する形で、4×4マガジン誌の3月号からジムニー・JB23に関する連載をスタートしていますので、ご笑覧頂ければ幸いです。
2010年1月27日水曜日
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