2009年12月15日火曜日

インスタントレタリング

 A3にエアロッカーを装着するにあたり、ひとひねりしたかったのがスイッチの処理。エアロッカーのキットには専用のスイッチが付属していますが、どうも「とってつけた感」が好きになれない性格でして、以前ジムニーに装着した際にも、あえてキャリイの純正デフロックスイッチを組み合わせていました。

  A3の運転席の雰囲気にマッチするよう、今回は汎用のトグルスイッチに防水ゴムキャップを組み合わせて使用することにしましたが、そのためには作動状態を表示するためのインジケーターを、別途設ける必要があります。そこで、A3のメーターパネルに備えられた、ヘッドライトやウインカーなどのインジケーターに、デフロックのインジケーターを追加して並べることにしました。
 しかしながらA3のインジケーターは、個々が独立した構造の汎用品とはいえ、デフロック用のインジケーターは用意されていません。そのため、「グロー」のインジケーターを部品で取り寄せ、表示を書き換えて使用することにしました。

 インジケーターの表示を「DIFFLOCK FRONT」と「DIFFLOCK REAR」に書き換えるために用いるのは、懐かしきインスタントレタリング(レタリングシート)。たまたま立ち寄った文具の老舗・銀座の伊東屋で見つけ、サイズ違いの数枚を購入しましたが、商品棚には取扱を中止する旨の張り紙が…。調べてみると、これがもはや絶滅寸前のアイテムだったのです。

  かつては、どこの文房具屋にも並んでいたインスタントレタリングは、テプラやワープロ、パソコンの普及とともに市場を失い、いつの間にか店先から姿を消していました。現在、国内で発売しているのは、わずか1、2社のみとなってしまったようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿