CJ7のハブには、5BOLTと6BOLTの2種類が存在します。年式でいうと1981年までが6BOLT、それ以後が5BOLTとされています。
A3で使用するために用意したCJ7のアクスルは、元々6BOLTのタイプでしたので、これまであまり気に留めていなかったのですが、ふと気になって手持ちの部品在庫を確認すると、2種類のハブが出てきました。
ここでいうボルト数とは、フリーハブやソリッドフランジをハブ本体に固定している、PCD: 3-7/16inchのボルトの数のこと。三菱ジープでも6本ですが、CJ7はモデル途中で5本に減らされているのです。その理由は、どう考えてもコストダウン以外に思いつきませんが、もちろん強度面では本数が多いに越したことはありません。
このハブのフランジボルトには、減速されたエンジンのトルクが掛かるため、デフロック等のデバイスを装着し、大減速のギアレシオで大径タイヤを回したりすると、時として破断することがあります。実際、アメリカのCJユーザーの間では、6BOLTタイプのハブに換装するのが一般的のようですが、その理由はフランジボルトの破断対策に他なりません。
それはともあれ、部品として入手したこのハブ、よく見ると鋳型の中心にネジ穴があいていない(もしくはネジ穴位置と鋳型が合っていない?)のは、実用上問題ないにしても気持ちの良いものではありません。製造国は記されていませんでしたが、ボルトの代わりにハブ本体が破断…なんてことは、勘弁願いたいものです。
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